私の勤務先の保育園では、基本的におやつは手作りのものを提供しています。
中でも、ホットケーキミックスを使用して作るおやつは多く、さまざまなバリエーションで作っています。
今回は実際に作っている保育園のおやつの中から、ホットケーキミックスを使った7種類のおやつをご紹介したいと思います。
カボチャスコーン

カボチャの黄色とところどころにある皮の色がかわいいスコーンです。
スコーンと言えばずっしりしたイメージがありますが、このスコーンはふんわり食感で子どもでも食べやすい一品です。ハロウィンおやつにも使えそうです。
【材料 約6個分】
- カボチャ 100g
 - ホットケーキミックス 90g
 - バター 10g
 - 牛乳 35g
 
【作り方】
- カボチャを軟らかくなるまで蒸す。
 - 1を熱々のうちに大きめのボウルに入れ、バターを入れてマッシャーでつぶしながら混ぜ合わせる。(お好みで粒が残る程度にしても良いです)
 - ホットケーキミックスを入れてカボチャと混ぜ合わせるようにしてこねる。
 - 牛乳を少しずつ入れて、生地が手にまとわりつかなくなるくらいになるまでこね混ぜる。
 - 4の生地を6個に分け、丸めて形を作る。
 - 180℃のオーブンで8~10分焼く。(保育園ではスチームコンベクションの加湿機能を使いながら焼きます。)
 
断面↓

カボチャの種類にもよりますが、甘いカボチャであれば砂糖は使用しなくてもおいしく仕上がります。お好みで加減してください。
ヨーグルトケーキ

ホットケーキミックスとヨーグルトの組み合わせは、生地がもっちり仕上がります。
もっちり生地の中にヨーグルトの酸味を感じる仕上がりとなります。
【材料 マフィン型約8~10個分】
- プレーンヨーグルト 150g
 - ホットケーキミックス 100g
 - 砂糖 20g
 - 溶かしマーガリン 8g
 
【作り方】
- 大きめのボウルにヨーグルトと砂糖を入れ、混ぜ合わせる。
 - 1にホットケーキミックスを入れ、ダマにならないように混ぜ合わせる。
 - 2に溶かしマーガリンを入れて生地になじませる。
 - マフィン型に流し入れ、180℃のオーブンで10~15分焼いて出来上がり。
 

基本のお豆腐パン

豆腐の水分でこねて作るパンです。中に練り込む具材は多種にわたり、総菜パンからおやつパンまで作ることができます。
発酵時間もなしでできますので、忙しい朝でも作ることができる一品です。
【材料 約8~10個分】
- ホットケーキミックス 150g
 - 木綿豆腐 100g
 - サラダ油(生地の固さ調整用)適量
 
【作り方】
- 大きめのボウルに木綿豆腐を入れて、ホイッパーですりつぶす。
 - 1にホットケーキミックスを入れて生地をまとめる。
 - 2の生地にサラダ油を少しづつ足しながらこねていき、手にくっつかなく、形成ができるくらいの固さに調整をする。(20gは使用すると思います)
 - 生地が出来上がったら、8~10等分に分けて丸め、180℃のオーブンで8~10分焼いて出来上がり。(蒸し器で軽く蒸してからオーブンで焼くとさらにふんわり仕上がります。)
 

米粉入り焼きドーナッツ

米粉を入れた生地で仕上げています。
焼ドーナッツは、スコーンと同じ生地でも形を変えることによってドーナッツとして提供することもできます。(子どもは味は同じでも、見た目が違うだけで喜んでくれたりします(#^^#)
作り方は、上記の記事で書かせてもらっていますので、ここでは材料のおさらいだけ。
【材料 約6個分】
- ホットケーキミックス 65g
 - 米粉 50g
 - 砂糖 30g
 - 絹ごし豆腐 50g
 - サラダ油(生地の固さ調整用)適量
 - 粉糖 お好みで
 
家庭用のオーブンでは少し硬めの仕上がりになりますが、保育園では蒸気を入れながら焼きますので、ふんわり感が出ました。

園児さんたちは、穴があると指を入れるか、覗くかの儀式を行います(笑)子どもたちには、リング型のおやつというのも楽しいようですね(#^^#)
基本の蒸しパン
(写真は以前に自宅で作ったものです。ココアとプレーンの2色蒸しパンとなっています。)
乳幼児の定番のおやつも穂とケーキミックスで簡単に作ることができます。卵を入れることで上あごに引っ付く食感が軽減されますが、保育園では卵アレルギーに配慮したっ献立作りとなっていますので、「卵不使用の蒸しパン」のご紹介です。
【材料 約6個分】
- ホットケーキミックス 65g
 - 米粉 50g
 - 砂糖 30g
 - 絹ごし豆腐 50g
 - サラダ油(生地の固さ調整用)適量
 - 粉糖 お好みで
 
- 
- ボウルにホットケーキミックスと砂糖を入れて軽く混ぜ合わせ、牛乳を入れて生地を作る。
 - 1にサラダ油を足して、生地がしっとりするくらいになったら型に流し入れる。
 - 蒸し器で約10分~蒸して出来上がり。
 
 

保育園では、小さくカットした人参やカボチャ、さつま芋などを入れて一緒に蒸しあげることもあります。生地に入れ込むものによっては無限のアレンジができるおやつとなります。
基本のマフィン

マフィンと言えば、ホットケーキミックスを使ったおやつの定番ですね。こちらも蒸しパン同様、生地に好きなものを練り込むことによってパリエーションが豊かになります。
【材料 約4個分】
- ホットケーキミックス 70g
 - 溶かしバター 15g
 - 牛乳 35g
 - 砂糖 10g
 
【作り方】
- ボウルにホットケーキミックスと砂糖を入れて、牛乳を入れてダマにならないように混ぜる。
 - 1に溶かしバターを入れてしっまりなじませる。
 - マフィン型に流し入れ、180℃のオーブンで10分焼く。
 

手作りボウロ

ボウロとは、特定のお菓子の名前ではないですが、焼き菓子の総称ともいわれています。有名どころでは「たまごボウロ」「そばボウロ」などがあります。サックとしたものからカステラのようにしっとりとしたものまで「ボウロ」と呼ばれることがあるため、保育園でも「ボウロ」という名のこちらのおやつの提供を始めました。
【材料 約6枚分】
- ホットケーキミックス 50g
 - 牛乳 30g
 - 砂糖 15g
 - 溶かしバター 15g
 - ヨーグルト 25g
 
【作り方】
- ボウルにヨーグルトと牛乳、砂糖を入れてよく混ぜる。
 - 1にホットケーキミックスを数回に分けて入れて、ダマにならない様にしっかりと混ぜる。
 - 3に溶かしバターを入れて生地になじませる。
 - オーブンシートを広げた天板に生地をを丸く流し、180℃で5~10分焼く。 (生地は膨らみますので、生地同士はあまり近づけすぎないようにします。)
 
生地そのものは、ホットケーキよりも緩めの生地です。どちらかと言えばパンケーキ生地のイメージです。
コツは、ボウロの周りが色濃いくらいに焼き上げること。まわりはカリッと内側はふんわり食感が嬉しい一品です。

はじめはスチームコンベクションでホットケーキを焼くはずだったのですが、うまく焼けず…この時は甘食のようなビジュアルとなってしまいました。その後、材料の配合を変えて焼き上げたときに出来上がったのが、こちらの「ボウロ」でした(笑)
もともとはホットケーキのつもりでした(笑)しかし、見た目的にホットケーキと名乗ることは…無理があると感じ、「なら、手作りボウロでいいじゃん!!」という軽いノリでレギュラー入りをしたおやつなのです。 ホットケーキとしては失敗(笑)作でしたが、味良し・おやつとしての見た目は良しということ、丸い形が子ども受けしていることなどから、人気のおやつとなりました。
さいごに
今回は、ホットケーキミックスを使って作っている保育園のおやつを7つご紹介しました。
ホットケーキミックスは、
- 手軽
 - 大量調理でも失敗しない
 - アレンジが効く
 - 比較的安価
 
であるため、私の勤務先では結構お世話になっている便利食品です。
おやつによっては薄力粉を使用することもありますが、大量調理であるため「膨らまなかった」「重い生地になってしまった」というリスクを回避するためにもホットケーキミックスに頼ってしまうことの方が多いです。
手抜きというわけではありませんよ💦(笑)
わが家の自宅にも必ず1袋はストックしてあり、朝食やおやつなどにも使用しています。ホットケーキミックスは日持ちすることもうれしいポイントですね。(開封後は冷蔵庫保管です。)
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